ORP
ORPについてのQ&A(事例)
Q. 膜槽と曝気槽の濃度は均一化されましたので、ポンプを一旦停止しました。
A. 水中ポンプ(還流)停止は間違いです。返送量は流入量1:1にして、還流ポンプは曝気槽から返して下さい。止めますと再度濃度差が出来ます。
Q. 膜槽のORPのマイナスが増えて来ました。12/30 -178mv 12/31 -136mv
A. ORPの数値とPH値とDO値の相関関係を見て判断する事。ORPのみ気にしても混乱するだけです。プラスにならない理由は色々な要素を持って います。
Q. NO2A・T NO3A・Tから硫化水素が12/31計測でNO2A・T 80ppm NO3A・T 45ppm出ています。
A. 硫化水素が発生している最大の要因は、ベスト−Nと尿素により、今迄の汚泥活性が上がり取れて旋回流がスムーズに成り、曝気槽内でデットゾーンに堆積していた腐敗汚泥が汚泥に混ざって来ている事が要因です。
Q. 此れは、薬品の副作用か?何か異常か?想像ですが・・・曝気槽の曝気不足の所に濃い汚泥を返すと、更に、酸欠状態が悪化してしまったのでしょうか?ちょっと心配で、大晦日にメールさせて戴きました。
A. 少しでも酸素を摂取出来る機会を作る事が重要です。ケースバイケースですが、現状は今迄酸素を切られた汚泥フロックですので色々な症状が出て来ます。人間が風邪を引き、早目の手当てした場合と、拗らせてしまった場合と症状が違うのと一緒です。現在は粘性フロックを改善する事が最優先順位です。「2兎追う物は、一兎も得ず」と諺が有りますが、今何をすべきか冷静に対処する事に徹して下さい。