活性汚泥 診断のポイント
顕微鏡観察は微生物細菌の生物凝集性・圧密性・形状・活性汚泥フロックは有機物を粘性吸着作用で、直接摂取し細菌の集合体で状況を判断する為の最良の手段です。汚泥フロックを見極める事が重要な判断資料に成ります。
活性汚泥フロックが、真に酸素が足りているか否かは「酸素消費速度」を測定するか「顕微鏡観察」によるしか術が有りません。
活性汚泥フロックが粘性物質(アラビノースやマンノース等の高分子多糖類)を異常代謝することが知られており、これがバルキングや発泡など多くのトラブルの原因となっているのであるが、廃水処理の現場では認識されていないのが実情であります。顕微鏡観察で、此の粘性物質を観察把握する事が、最も重要且つ判断する決めてです。
顕微鏡観察の通常倍率は、100倍・200倍・400倍で見ます。糸状細菌の観察は1000倍で観察します。
100倍 観察項目 |
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200倍 観察項目 |
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400倍 観察項目 |
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1000倍 観察項目 |
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