ベスト-G
ベスト-G フロック菌形成・成長・解毒用
ベスト-Gは、健康的なフロック育成のための製品です。活性汚泥中の フロック形成菌の呼吸活性を高めて、発育を刺激する成分が多量に含まれておりますのでフロックが少なかったり、分散フロックが多い時に使用すると、まとまりが良くて厚密のあるフロックを早く作ります。
硫酸物 や シアン等が流入したり亜硝酸が生成しますと、それらの毒性で活性汚泥が不調になりますが、ベスト-G を添加するとすぐに治り始めます。
ベスト-Gは、成長速度が遅い難分解物の資化菌の成長速度を数倍の成長速度にすることができるので、難分解物が流入する場合のご使用に最適です。たとえば上記の硫化物やシアンの分解資化菌を育てるのに普通であれば30日程度かかり、またそれら資化菌は消え易く、分解性不安定になりますが、ベスト-Gを毎日少量添加しますと1週間程度で分解を始めますし、分解性も安定になります。
ベスト・ライフ社製
ご使用方法、特長
- 糸状性バルキングや粘性バルキングが重症で、良好なフロックが少ない場合、それらの治療剤と共にベスト-Gを併用して良好なフロックを作ると運転が容易となり、しかもその状態が持続します。フロックの状態に応じて、曝気槽容量に対して合計量500mg/m3(軽症の場合)~1,500mg/m3(相当重症の場合)を数日間に分割して投入します。(投入方法はベスト-Nと同じです)
ただし、沈降槽界面が高い場合、負荷のかかった状況のまま、単にこのベスト-Gを大量に投入しますと、フロックの急成長と伴にキャリーオーバーバーを起こしますのでご注意ください。
ご使用の場合は弊社の技術者と良くご相談ください。 - 硫化物、シアンやPVA等の毒物や難分解物が流入する場合、ベスト-Gを一日当たり30g/m3~60g/m3投入しますと上述のように難分解資化菌の成長が速まり、分解を始めます。また、それらの毒性の影響が殆ど無い強い活性汚泥を作ります。
- 負荷の軽い時や運転開始時に使用しますと極めて良好な汚泥を作りますので、その後の運転が容易なります。
- 負荷変動が大きい場合は安定運転が難しいものですが、ベスト-Gを投入すると運転が安定します。
- ベスト-Nと同じように安全性に気をつけて製造しておりますので、平常運転の中で容易にご使用できます。