活性汚泥診断
フロック比率:良 6 :悪 4 下段
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活性汚泥フロックは、酸素不足(曝気槽の溶解効率)に依り、フロック内部に粘性フロックが混在しています。更に、収縮フロックが観察出来る事は、曝気槽内部で急激な環境の変化が有った結果生成されたフロックです。
要因は原水中のSSが影響しています。
汚泥濃度 7900ppm
濾過指数 544ポイント
暗視野画像
水層部は少し粘性分散菌が浮遊しています。
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圧密性の悪いフロック(膨化)の為、沈降性が悪く成るフロックです。それに、汚泥濃度も上がり、沈澱槽越流堰負荷の影響を受けています。
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硝酸菌も多く観察出来ます。沈澱槽で汚泥浮上に繋がる菌ですが、現状浮上が無い場合は、沈殿槽内部で汚泥の膨化が有り、汚泥界面の不安定か沈降性が悪く成っている可能性が有ります。
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厚蜜性が悪いフロックの為、沈降性に影響しているフロックです。
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矢印 粘性の寒天
散気が悪い曝気槽に多く観察出来ます。
対策:加圧浮上装置導入と散気効率向上対策実施